【見て、読んで、聞いて、書いて、覚えろ! そして、忘れろ! 忘れた時がスタート地点だ。】

こんなこと言うと、『えっ…!? 忘れていいの?』ってよく言われます(笑) もちろん、新しいことを学んで1回で覚えられるならそれに越したことありません。

私が言いたいのは少し違って、たくさんの生徒を指導してきた中で、『全然覚えられません』『覚えてもすぐ忘れてしまいます』と言う子が圧倒的に多いです。

『それが普通だけど・・・?』

勘違いしている子が圧倒的におおいです。

『習ったことは1回で覚えなくてはならない。』

『忘れてしまう自分は、できない子、バカなんだ・・・。』

『全然違いますから!!』

1回で覚えられる子なんてほとんどいません。できる子でも見えないところで何度も何度も繰り返して努力して、自分のものにしているんです。成績の差は努力の差、やった量の差。もともとの能力差なんて微々たるもんだよ。でもそれを他所に、努力を怠った積み重ねが今に至り大きい差になっているんです。誰だってやればできるんです。

もちろんやり方にも色々ありますし、何が自分にとって一番効率のいい方法かはやってみなくてはわかりません。

目で見て、声に出して読んで、声をだすことで同時に耳で聞いて、そして最近の子がめっきりやらなくなっている書くということ。これが一番大事かもしれない。そうして覚えて、覚えても忘れて良いんです。それが普通なんですから。忘れたら悲観的になるのではなく、そこから勉強ガスタートするわけです。何度も何度も繰り返すことで今度は忘れなくなる(定着するわけです。)

今ほとんどの人が【日本語】を話せていますね?【自転車】にだって無意識でのれるでしょう?それは何故か?・・・何度も何度も失敗しながら繰り返し練習してきたからでしょう?

小学校・中学校の勉強だって全く同じことです。何度もやることで覚えられるんです。殆どの子がそれを、面倒だと思いやらない、だからできない、なのに成績は上げたいという。それは無茶な話だってことはわかるでしょう?全然自転車にのれないのに、乗りたいって強く念じただけで乗れるようにはならないでしょう?

反復、継続が成績を上げるのです。