今年も入試がスタートした。
今回は直接的に入試のことではなく、入試に伴う注意点についてお話したい。
1点目は第一希望が都立、第二希望や滑り止めで私立を受験するパターンだ。
それなりに多くの受験生がこのパターンで受験をすると思うが、どうしても私立の試験の方が先に行われるため合否も都立受験前に知ることになる。
第二希望、滑り止めの私立に合格していた場合の話だが、「もう私立でいいか」と考えてしまう受験生が毎年一定数存在する。
その精神状態になってしまうと、どうあがいても都立に合格することは不可能だ。これは比較的女子に多い傾向にある。
とはいえ、本人の気持ちの問題なので他人がどうこうできるような問題でもない。
苦肉の策として、当塾では、塾・本人・ご家庭の3者間で合意した上で、「本人が行きたくないような私立を受ける」ということをしたこともある。
その際には最後まで頑張って無事都立高校合格を果たした。
2点目は学校内での友人関係だ。入試が始まれば自然と合格者が周りに出てくる。そうなると友人関係に影響が出始める。
受験が終わったものと、まだ受験を控えているものでは精神的に差が出るのは当然のこと。
どれだけ合格した者が、気を使っても、相手には届かないことがある。
これに関しても毎年塾生から愚痴のように聞かされる。やっぱり女子に多い。
合格した子は喜びはご家庭で、まだ受験中の生徒は広い心で過ごしてほしい。